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・・・高い

去年のニュースですがオークションでピカソの絵が100億で落札された、というのを見ました。
バブル期にゴッホの「ひまわり」が日本で確か50億だったので、その倍です。
落札者は未発表だったらしいのですが、最近は高額落札者の多くが中国、ロシア、中東 だと言います。今回もそうでしょうか。
中東はオイル・マネーでオイル枯渇後を視野に入れたビジネスを模索しているそうですし、ロシアはエネルギーでの新富豪層がいて、中国は高度成長期かはたまたバブル期の日本のような感じですので、こんな高値を出せたのでしょうか。

ちなみにピカソは画家にはけっこう珍しい?最初から常に売れていた人っぽいです。
モダンアート(19世紀末から20世紀中盤くらい)の運動っていうのは大抵、最初は非難轟々ですから。
ウチの叔母さんも大好きな、西洋の絵といえばまずこれが上がるであろう「印象派」は、
実は最初、パリのサロン(展覧会)に落選した者の集まりでした。
その落ちた画家達が「第一回印象派展」と言うのを開くのですか、その時の評価は低くて「低俗」とか「わいせつ芸術」という評価だったそうです。
この方面(わいせつ)の批判の引き合いによく出されるのはマネの「草上の昼食」でしょうか。
この絵、たぶん見たことあると思うんですけど、3人の正装?した男と、女が一人、草の上でピクニックの弁当みたいのを食べてる絵です。
だけど、女だけ裸。
これが当時、猥褻だ、と批判されたわけです。ちなみに同時期にカバネルという画家が「ビーナスの誕生」という どう見てももっとエロエロな絵を描いているんですが、こっちはお咎めナシ。(絵画の中のイク表情を集めた・・・みたいな本を最近立ち読みしたんですけど、そこにこの絵も入ってましてちょっとびっくりー笑)
「ヌードというのは室内で」あるいは「神話、伝説、寓話から」というような暗黙の了解?があったわけです。
印象派は「うつろいゆく自然の光」に目をむけた派です。(モネの「日傘の女」なんて顔がはっきり描かれていませんが、ふりそそぐ太陽光線を感じることが出来ます。)
女の裸も自然の光の中で賛美する・・・という象徴でもあるのです。なんか、今はわかるよ~な気がしますが、やっぱり時代ですね。。。
(その後、日本に限らず印象派は世界を席巻するのですが、それをパトロンなどから論じた「こうして印象派は世界を征服した」という本もあります、読んでないけど。)

新しい表現が出ると決まって、古い表現者からは「退廃」「わいせつ」等とレッテルされてますよね。
ただシーレやクリムト、ウィーン分離派、シュールレアリスムはその「わいせつ」自体を容認するところがあるので仕方ないともいえますか。「宣言」で一番過激なのはイタリアの未来派ですね・・・なんせ、戦争も肯定、差別も肯定してますから。。。「宣言」したのも未来派が一番最初かも??(1909年)

そんな批判の中でも自分が表現したいものを描きたい。。。ヒトラーに退廃芸術とレッテルされたダダやドイツ表現主義の作家たちも思ったことでしょうか。。。
フランス文学者の渋沢龍彦が「幻想の肖像」の中で 中世の画家たちが女性美を賛美したい!ぶっちゃけ「ヌード」を描きたい!!が、教会から迫害されてしまう。それをどうやって逃れて「ヌード」を描いたかを解説してました。
「悪徳」とか「堕落」という悪い題名をつけることです。つまり、これは悪いことの例えの表現だ、として描いたんですね。後にそれさえも通用しなくなるのですが、日本でも江戸時代の歌舞伎がこんな感じですよね。
「現代劇はだめ(幕府批判が出来るから)、大衆が見守る固定舞台に女が立つのは風紀紊乱。いや演劇自体よろしくない」そういう幕府の方針の中で「女に見えますが男が演じています」(女形)「これは劇ではなく舞踊です。だから常に音が鳴っています」(拍子木などの下座音楽)「これは江戸時代の話ではありません」(仮名手本「忠臣蔵」など。人形浄瑠璃の作品。 原作は<浅野匠>が塩谷判官、<吉良上野介>が高師直になっていて、太平記の時代の話にしている。仇を討つ家臣の名は大星由良助<大石蔵之助>)

ピカソは1907年に世界で初めてキュビズム(立体派)の絵を描きました。「アビニヨンの娘たち」
(アビニヨンで春を売る娘たちを描いた)
これを見て感動したブラックという画家と一緒にキュビズムの研究をし出しました。
しかし、それは秘密?で表面上は その時流行っていた絵を描いて売っていたらしいのです。
当時、キュビズムという表現は賛否両論、どっちかっつーと批判的意見のほうが強かった。
それが変わったのはピカソが1937年に描いた有名な壁画「ゲルニカ」からと言われます。
(・・・でも以前ピカソの記録映画の中で、第一次世界大戦で初めて?迷彩塗装を施された兵器群を見たピカソが「あれは(セザンヌ以来)私たちはもうやっている」と言った・・・というのを観たような気が。「自然を単純化して表すなんて当然のことだ」と1914年の段階ではもう公言してたってことですね)

うろ覚えですけど、結婚2回、愛人5人(6人だったかな??)、50すぎて17歳の女の子と付き合って、60過ぎて最後に恋人にしたのは確か19歳の画学生だったといいます。その十年後、結婚。なにもかもがすごいですね・・・。

この売れた絵はその17歳のマリテレーズがモデルらしいです。マリテレーズとは彼女が27歳になった時に別れたのですが、その理由が「彼女から若さがなくなった為」だと。
昔、ピカソ死後の遺産相続では女性たちの誰からも不満がでなかったという記事を読んだことがあります。理由は全員で比率で分けても莫大な遺産だった為。すごい・・・ですが、その時 既にマリテレーズは自殺(!)、最初の妻は病死、その息子も酒により病死、孫は漂白剤を誤飲?で死亡・・・という状態だったそうです。。。いろいろな意味で激しい人生だったんですね。

ちなみに印象派展というのは後から付けられた名前で、落選した絵画の中にモネの「日の出 印象」という作品があったため、この展覧会全体を侮蔑する意味で「印象派の展覧会」と美術批評家が新聞に書いたそうで。つまり初めはバカにする意味で「印象派」という言葉がつかわれたということなんですね。ちなみにフォービズム(1905年)がおんなじですね。批評家が言った「まるで野獣(フォーブ)だ」(原文は確か「野獣に囲まれたドナテロだ」)から来てます。今なら微妙にほめ言葉に聞こえなくも無い?ですが。
元々はバカにした意味で命名されたものって結構多いですよね、特に新興のものには。。。

以上うろ覚えなので間違いがあるかもしれません・・・そうでしたらごめんなさい。
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